八重洲無線さんのFC-40を近くのOMさんからお借りすることができましたので、イロイロ遊んで見ました。所持しているリグはFT817(八重洲さんのリグですが・・FC40はつなげないんですネ)、TSー480、IC7300、IC705の4台です、事前チェックではFT991なら普通に動作しました(当たり前ですが)。FC40にはとりあえず7MHz逆Vを接続して見ました。
インターフェースはTC-AH4+FC40対応IF(まだ手組段階です)を利用しています。
FT-817でチューニング
手前のユニバーサル基板がFC40とのインターフェースです。
一応チューニング動作はうまく動くみたいです。FC40はチューニング中はリグ側へのSWRを低く抑える工夫があるみたいですね。ダミーロードではなく7Mhzの逆VをFC40に接続すると失敗の時でもチューニング中はSWRはほぼ1の状態をキープします。そして失敗の時は最後にピョンとSWRが跳ね上がります(最後の1.8MHzのときです)。FC40は一応スペックで1.8MHzの歌っていますのでAH4より広くバンドに出られますね。
TS-480でチューニング
Kenwoodさんでも・・まぁ同じです。TC-AH4でコントロールしていますから。
理屈的にはTC-AH4でAH4仕様の制御をして、手前のユニバーサル基板でAH4スタートをFC4スタートに変換しているだけですが・・・
IC-7300でチューニング(その1)
ICOMさんも・・同じです。TC-AH4でコントロールしていますから。
理屈的にはTC-AH4でAH4仕様の制御をして、手前のユニバーサル基板でAH4スタートをFC4スタートに変換しているだけですが・・・
と言うことは・・・TC-AH4なんて不要??
IC-7300でチューニング (その2)
いけますねぇ~~。
それなら・・・IC-705。IC-705はTC-AH4利用ができません(CI-VインターフェースはUSB、もしくはWiFi/Bluetoothが可能な様です。またWiFi/Bluetooth接続でのコマンド詳細がわかりませんので・・・USBはマイコン側にドライバー無理ですしねぇ~~。無理矢理USB覗いてプロトコル真似て、マイコン側をマスターに・・・なんて技量は持ち合わせていませんし・・・。
なにか手段はないかと模索中です。
IC-705でチューニング
AH4と同様と思いやってみました。IC-705は便利ですねぇ~~~。送信開始でSWRが高いと勝手にチューナー起動してくれます(CW以外でも同様でした)。
追記(2011.10.12)・・訂正SWRが高いと自動でチューン???・・・
説明書をよく読んでみると「PTTチューン」なる機能でした。この機能はIC-7300でもあるようです。個人的には便利なのかどうなのかというところですが・・・(個人の感想です。応答しようとした瞬間に声ではなくキャリアがでてしまったり)。できる限り人為的な操作を省くなら八重洲さんのFC40の設計は間違っていないのかもしれませんね。これもメモリーされていない周波数では人為的チューニング必要ですが・・・
しばらくTC-AH4+FcAdp(チューニングメモリーでの運用)で使っている範疇ではそれなりに自動でメモリーされたLC値に切り替えてくれる機能は意外と便利です。AH-705を利用の場合は「チューンメモリー機能」云々が記述されているので何らかの形でFC40の機能を構築しているみたいですね(どうやって機能しているのかはまだ調べていませんが・・・)。
FC40インターフェースユニット
もう少しで最低限の部分は完成・・・とりあえずAH4動作的な最低限ですが。
FC40が実装している受信周波数変化での受信中におけるチューニングデーター切り替え(メモリーされている周波数だけですが)をサポートできるにはまだしばらくかかりそうです(完成できればTC-AH4に内蔵の形になりますが・・現在周波数の通知にI2C利用のため・・TC-FC4でしょうか)。
とりあえずはチューニング実行でインピーダンス整合できる形で「TC-FcAdp(FC40アダプター)」とりてリリースできればと思っています。
アンテナ直下にFC40を設置してインターフェース基板も同様に設置するとFC40用のケーブルでなくともAH4同様に4芯の電源+信号線とナイロンコネクターで可能でした。
「Fc-Adp」完成しましたらよろしくお願いいたします。 店主
PS: 先日のIC-705でうまく動作しなかった件
よく原因が突き止められませんでした。症状はスタート信号(RA1)を受け取るとPICがリブートしてしまう事が要因で、その原因は手組ボード単体でも発生する状況でした。(ソースコードを最低限のスタート入力とLED確認だけに簡略化しても同様で・・・結構悩みましたがブレッドボード上で再現すると発生せず・・・手組のボードがほぼ原因の様でした。じゃぁ何か??って言うと原因わからずで、ごちゃごちゃしている間に(IOの割り振りを変更等)発生しなくなった次第です。
まぁ手配線のボードがほぼ原因??(理由が不明ですが)なんでちゃんと基板起こせばOKかと思われます。
FC40のチューニング記憶メモリーでの運用(目下実験中)
完全に八重洲さんのリグと同等なまでにはなりませんでしたが、それなりに現在周波数データーを送ってやるとその周波数の記憶のチューニング値にリレーは変化します。ただこれが使い勝手がいいかと言うとよくわかりません。記憶の周波数から外れていくと内部の計算処理はわからないのですが、現在のチューニング値からサポートできない周波数と判断した場合は(14.050Mhzでチューニングして14.100MHzあたりまで移動すると)リレーをスルーな状態にしてしまう様な感じでした。ICOMさんのIC-705はよくできたもので、リグに記憶しているのか送信開始時に判断しているのかわかりませんがSWRが高い時は自動でチューナーをチューニング状態にしてくれます(この機能も有効/無効があると思いますが・・)。所有していますFT-991ではリレーをスルーにされると同一バンドでもHiSWR状態になります。結構注意してSWRを監視、高いと再度「TUNE」ボタンで実行・・・ってな操作が必要な様です(FC40とFT-991を直接接続で実験)。実際は釣り竿アンテナでもそれほど同調(SWRの変化)がクリチカルではないと思われますので、かえってこの機能はない方が使いやすいかもしれません。
まぁそれでもチューニング済みの周波数に戻ってくれば、SWRの下がった状態で運用できるので、多数の周波数でチューニングしておけばどこでも「TUNE」ボタン不要でOnAirできる事は楽ですネ。ほぼ完成したFc-Adp(TC-AH4にFc-Adp組込のTC-FC4)ではリレー切り替え時の瞬間的なTxINH(送信禁止)信号がサポートできないのでこの時だけ注意が必要です。
単純なAH4動作(FC40のメモリー機能は非使用)も選択可にしようと思ってます。
外付けのFc-Adpは上記の単純なAH4動作のみになります。リリースまでもう少しです。