2021大晦日・・・アマチュアバンド以外をFC40に通知したら？？・・最後に動画追加しました。
ご注意：当方それほどアンテナの理論を持ち合わせていませんので、以下の内容が正確性を記している保証はありません・・・いつこの内容が間違っていて修正・削除されるかもしれないことをご了承の上見て頂ければ幸いです・・・・・（自信はありません・・・間違っていたら笑ってやってください）
FC-Adpで確認できましたFC40のチューニング失敗を、FC40への通知周波数を変えることでそれなりにチューニングを成功させ、運用可能になる機能をTC-FC4にも実装しました。あくまでももしかしたらチューニングがとれるかも？？の機能ですが、ないよりはあった方がと思い「TrickTune」と言う名称でTC-FC4に組込み、Ver3.20としてリリースします。以下はその動作をTS-480で再現してみた動画になります。
「TrickTune」実行にはパソコンからのＬＡＮ（ＷｉＦｉ経由）接続による「TC-XX4_Cnt.exe」アプリケーションが運用には必要になります。TC-FC4単体では、残念ながら周波数を設定する機能が現状の入出力インターフェースでは不可能です。この為拡張の入力、設定、動作指示の機能をアプリケーション側で可能にしました。
＜機能の説明＞
通常ＦＣ４０は内部の２００ｃｈのメモリーを持ち、ここの記憶にその周波数とそのチューニングの設定（Ｌ・Ｃの組み合わせ状態）を記憶しているようです。一度チューニングされた周波数はメモリーに記憶され、リアルタイムでリグから通知される周波数情報に基づいてどんな手法か不明ですが最適なそのメモリー情報を検索してリアルタイムで切り替える動作をしている様です。この為一度チューニングメモリーされた周波数ではチューニング実行なしにＳＷＲの下がっている状態が維持される運用になります。ただ、その設計範囲を超えるインピーダンスを持つアンテナではチューニングを失敗する事が多々発生する様です。しかしながらその失敗は設計された範囲の最大値（誘導性か容量性かわかりませんが）の少し先にチューニングのとれるポイントが存在する場合、少し通知する周波数値を変えてチューニングしてやる事で時折成功する事が確認できました。この通知する周波数を変えてやる機能を勝手ではありますが「TrickTune」という名称でＴＣ－ＦＣ４に組込んだ次第です。
＜操作＞
通常のチューニング操作で失敗している場合はアプリケーションでのTrickTuneの周波数をその失敗のバンド周波数の上下方向にずらした値（10MHz失敗の場合は、7Mhz[0700]か14Mhz[1400]）を設定して、再度チューニングして見ます。さらに失敗した場合はもう一つ先のバンド周波数値で試して見ます。この作業でうまくいけばチューニングが希望するバンドで成功する場合がでてくるかもしれません。この周波数設定でアマチュアバンド以外の値（10MHz失敗時の11Mhz[1100]とか9Mhz[0900]が動作できるのかどうかは不明です。TC-FC4の機能として通知はできますが、FC40がどうさしてくれるかどうかはわからない状況です。試しに動画の3.5Mhzで失敗するところをTrickTune1.9MHzで成功しますので、1.9MHz（完全に通常ではチューニング失敗します）を1.0MHz設定で動作させてみたところFC40との通信ではやりとりは正常にしているものの、実際の動作は機能せずエラーとなることが判明しています。（当然SWRは下がりません・・・）
一度TrickTuneで成功すれば、その値をリグ設定機能の中で構成しておけばリグ設定メニューから選択クリック＋実行ですぐにチューニングすることが可能です。
＜TrickTuneでのデメリット＞
1：設定する値が他の通常動作で運用できるバンドの周波数値と重なってしまうと、通常運用でのバンドでそのTrickTune設定の周波数に近くなったときFC40はその設定に自動でＬ・Ｃを切り替えてしまうため、おかしなＳＷＲ値になってしまう可能性があります。
2：幅の広いバンドでは1点のTrickTune周波数のみでまかないきれない状況が発生する可能性があります。（通常の動作でもメモリーされていない場合は同様ですが・・・）
3：必ずパソコンとＬＡＮ（ＷｉＦｉ接続）が必要です。
4：ＦＣ４０の設計範囲を超えて使用する状態になるかもしれませんので、出力はさげて使用するのがＦＣ４０を壊さない為にもベターかもしれません。
等々いろいろ考えられますが・・・・・まぁおまけの機能として考えてください。
一つおまけが追加されたＴＣ－ＦＣ４（Ｖｅｒ３．２）・・ご検討よろしくお願いいたします。
＜アマチュアバンド以外の周波数を偽ってFC40に通知＞
2021大晦日・・・アマチュアバンド外の周波数をFC40が受け付けるのか実験してみました。
結果は・・・おそらく想像ですが何か計算でＬ・Ｃのリレーの切り替え範囲を決めているような感じでした。