IC-705への接続リクエストがいくつかいただいていましたので・・テストしてみました。Bluetoothデバイスの選定はアマゾンで販売されている「HC-05」・「HC-06」などが非常にお安いのですが、このデバイスは技適に対応はしていないようです・・・まぁ実験的には昨今総務省に届け出をすれば半年くらい電波を出せるようで・・・また個人でも技適申請が出来るとか、いろいろ昔に比べて状況が変わってきている様ですが、手元にRN42(技適)が転がっていましたのでこれでテストしてみました。
TC-AH4・TC-FC4でのIC-705接続も同様です。
RN42の設定編
SD-CNTでは通信ボーレートを4800bpsに固定していますので、まずこれに合わせる必要があります。RN42の初期値は115200bpsなので、パソコンから接続して変更します。回路はパソコンがRS232CレベルなのでAMD3202でインターフェースしてRN42に接続しています。またIC705に送るAMD3202からRN42への信号は抵抗で分圧しておきます。RN42はネットでググってみると、諸先輩方が詳しく説明していただいているようにコマンド「$$$」ですぐに「CMD」と応答があれば設定のモードにはいれる様で、その後「SU,4800」と入力することで4800bpsに変更出来る様です・・・設定を抜ける時はコマンド「—」で応答「END」となり完了する様です。ざっとの内容は下記の動画に納めておきました。
SD-CNTとの接続・・・IC-705での動作です
RN42の設定が終わればSD-CNTのリグ接続コネクター(D-sub9pin)にRN42を接続して、このRN42へIC-705から接続してやれば・・・IC-705をチューニングコントロールできるはずです。接続はRN42にRS232Cレベルの変換IC(AMD3202)を搭載しましたので、SD-CNT内部の通信回路設定ジャンパー2は1-3短絡・他解放(FT-991等)で動作させます。秋月電子さんの「RN-42使用 Bluetooth無線モジュール評価キット」なんかの場合だと設定はUSBから可能なので、SD-CNTのJP2は3-5短絡・他解放(FT-817等)で動作させればSD-CNTの送信信号(D-subの3番ピン)を分圧(SD-CNT側は5V信号です)してやればOKと思われます。SD-CNTでのリグ設定はIC-7300の50%出力調整でOKです。一連の操作は下記の動画に納めておきました。
検証回路図・・Bluetoothアダプター
回路図のせておきます・・・高周波パスコン等は入っていません(実験なんで)