ATAS-100 vs SD-330

SD-CNT
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ATAS100を入手しました。所持していますSD330とのチューニング動作の比較です。ただしあくまでも当局のアンテナ環境なので参考にしかなりませんが、あまり比較したものがみつからなかったので動画・ブログにまとめてみました。ただし、よく飛ぶとか飛ばないとかのことではなく同調するかどうかという(SWR的に)スタンスでの簡単な比較実験です。両方とも環境は当局のベランダでAH4用のバーチカルアンテナのすぐ横にSD330テスト用のモービル基台を用意していますので、この基台で両方動作させて見ます。カウンターポイズはバーチカルアンテナのものと共有で結構張り巡らせています。

ATAS100のチューニング動作

ATAS100は7MHz~430MHzまで可能なスクリュードライバーアンテナになっています。144Mhz、430Mhzはまだ動作させていないのですが、HFの動作は実験してみました。ATAS100はSD330より少し細身でエレメントも少し短い様です。多分モービルで使うならこちらの方がスリムで、ルーフサイドからも使えるかもしれません。ただ、それでも結構長いので、ルーフサイドなら何らかの収納基台でエレメントを水平に移動出来るのがベターかもしれませんネ。もしくはフロントのボンネットあたりからならそのまま取り付け運用出来るかも・・・
で・・・とりあえずは動作のYoutube動画をみてください。

いかがでしたでしょうか??
なんとなく当局の環境下ではFT991はうまくチューニングしてくれない様です。最後の50MHzチューニングでは・・・よくFT991でのチューニング動作がわからないのですが、キャリアが出ている様な出ていないような・・・もしかしたら一旦最もエレメントの長い位置に移動してから短く縮めてチューニングするのだったかもしれません。・・・FT991ではエレメントの上昇・下降の決め方などほとんど自動でやってくれるので、理解できない部分があったのかもしれません。でも、TUNEボタンをぽんと押すだけの操作は便利かもしれませんネ。
また下の方の周波数でうまくSWRが下がらないのは、FT991の動作のせいでなく(手動でもうまく下がらない)当局の環境問題でさがらないのだと思います。

PS:
後日ですがモービルに取り付けてチューニング実験してみました。
やっぱりモービル用に設計してあるんでしょうか・・・7MHz~50MHzまでTUNEボタン(手動なし)で全部OKでした。SWR値はよくわかりませんがFT-857でのSWR表示でほとんど表示されません。表示されても下1ドットくらいでしょうか・・・便利です。別付けでコントローラー不要ですから・・・50MHzでの交信では1/4波長のモービルホイップと比較してちょっと信号強度下がるくらいとのことでした。・・・当分モービルはこのアンテナです。

SD330のチューニング動作

SD330は3.5MHz~28Mhzまでをカバーする設計になっています。ただ、ATAS100に比べると少しコイル部分が太いです。またエレメントも少し長いようで、このためルーフサイドには無理があるような気がします。当局のモービルはリアのバンパーから基台ステーを作って、その位置に取り付けています。コイル部分も大きいので、ワイヤーでバンパーのサイド部分にステーを張ってうしろに他入れないような工夫も必要でした。このためエレメントは半分近く車のボディに近い位置で動作しています。(ワゴン車なんで・・・)まぁ受信はよくしているのですが、交信はあまりしていないので、飛びはよくわかりません。とりあえずはATAS100と同様にYoutube動画をご視聴ください。チューニング動作にはSD-CNTコントローラを利用しています。

いかがでしたでしょうか??当局の環境があっているのかどうかわかりませんが、自動でチューニング終了後にそのままOnAir出来るレベルくらいまで同調してくれます。個人的にはこちらがおすすめでしょうか??(いろんな環境下で動作は変わりますのでわかりませんが・・・当局の同一の環境下ではSD330が合っているみたいでした。・・・八重洲さんごめんなさい!!・・・ATASはモービルでつかいましょうか。リグもFT-857なんで・・・・ぽん押しチューニングOKですから・・・
でも違う環境下だとATAS100の方がうまく動作するかもしれません。

SD330・・・14MHzはどこでもOK???

動作の動画で14Mhzのチューニングをパスした要因です。
なぜか14MHzだけはエレメントどの位置でもSWRはほぼ2以下なんです。一応NanoVNAではかってみると・・SWRはほぼ2以下、スミスチャート上のインピーダンスもほぼ一定値で・・・よくわかりません。他のアンテナマストのハシゴタワー(4mほどのハシゴですが)やその支えの単管による構造物とカウンターポイズ、同軸フェーダーの長さ等々が・・・SD330のエレメントも含めて14MHzに共振しちゃってる??
・・・・ようわかりません。勉強不足です!!!
とりあえず最長から最短までエレメント移動した時のNanoVNAの計測動画です。

その後・・・追伸

いろいろネットをあさっていましたら、ATAS100の根っこの部分を探られた方がいらっしゃいました。基台と上部の可変コイルの間にフィルターの様にLとCが入っているらしいです。もしかすると当局の環境下でこのフィルターみたいなLとCが何か影響して7MHz、10MHzでSWRが落ちない原因になっているのかもしれません。SD330は以前分解したときの状況だと、可変するコイルとエレメントのみの構成だったと記憶しています。・・・ATAS100は144MHz、430MHzも動作出来る様に複雑なんですネ。

「14MHzの怪」では、ローカル各局にご意見伺ってみたらやっぱり同軸の長さ等々が怪しいのでは・・・とのことでした。一度フィーダーを延長してみて再度計ってみたら・・とのアドバイスでしたので、今度一回1m、2m延長してみて計って見ます。結果は後日。。。。。

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