リグの制御通信ポートに複数のコントローラーを!

無線関連

・・・TS480にSD-CNTとHamRadioDeluxe、JTDXの3つを接続してみる・・・

プロローグ

時々FT-891にTC-AH4・SD-CNTの接続に関するお問い合わせがありましたのでとりあえずは1:1でパソコン上で接続するアプリケーションを作って見ました。FT-891の場合CATインターフェースはUSBのみです。このためTC-AH4・SD-CNTでは「RS232C」「TTL」でのインターフェースしかないためコントロール出来ない状況です。ただ、このインターフェースとしてラズパイ(ドライバーは多分メーカーサイトにありそうです)でのアクセサリーも考えるのですが、昨今FT8デジタルの時代なんでやはりパソコンかと・・・今日この頃では運用時はほぼパソコンが起動されていると思われますので(HamLog、eQSL、FT8、他いろいろ・・・)

とりあえず作成したパソコン上での接続アプリケーション

仕様は4800bps、8bit・None・Stop2bit固定ですが単純に中継だけしています。TC-AH4の取り込みにはUSBシリアルアダプターと9ピンD-subメス:メスのクロスケーブルが必要ですが・・・

本題は・・・

先のローテータ制御付きアンテナセレクター耐用検証でしばらくFT8の100W運用を行っていましたが、今更ながらですがほんとによく飛びますネ!!・・・100Wなら土日休日やDXペディションの局・珍局以外はうちのしょぼいアンテナでもそれなりに交信可能でした・・時には海外から連続で呼ばれたり、数局からコール受けたりとかCWを忘れてしまったオペレーターにはうれしい限りです(なんか久々にアマチュア無線の楽しさの一面に触れることが出来ました)。で・・・100W運用もほぼ3~4ヶ月たちアンテナセレクター・ローテータ制御の耐用性も確認出来たんで、FT-817のQRPでは・・と思いやってみると、これも意外に国内なら0.5WでもそれなりにOK。「pskreporter.info」で見ている限りではアメリカあたりでも確認出来ます。なのでFT817+SD-330(ベランダ4mH)での運用に向けてシリアル通信のミキサーが必要です・・FT817もTTLでのCATが1個しかありません。ここにSD-330チューニングのSD-CNT、WSJT-X、HamLog等々複数の通信ミキサーを探すのですが・・・「VSPE」(FB・Newsに記載されていました)、「Serial Port Splitter」(有償のようです)、他は「LPB2」とかがあるようですが・・・よくわかりません。特に通信のコリジョンに対してうまく動作しないとか、うまくいったとかいろいろな情報がWEBに点在しています。   なので、、とりあえずは作ってみます。

HamComMixer・・・

まぁそれなりに動作している様です・・・動作環境はWindwos11でTS480をCOM7(USBシリアルアダプター使用)、SD-CNTはCOM8(USBシリアルアダプター使用)、リグ制御にHamRadioDeluxeはCOM11(com0comでCom11ーCom12を作成、アプリはCom12に接続)、JTDXはCOM13(com0comでCom13ーCom14を作成、アプリはCom14に接続)での動作です。1昼夜ほど接続動作で動作的には大丈夫の様です(SD-CNTはチューニング時以外沈黙ですが、HamRadioとJTDXは常時通信しています)。
仮想Comを実装する頭は持ち合わせていませんので、「com0com」、「USBシリアル変換アダプター」に頼っています・・・。

発生時点からプログラムを追いかけてみると(切断してみると)Rigのポートは正常にClose、App1のポートもOK、App2もOK・・・ところがApp3(Jtdx)はポートはオープンしているにもかかわらずCloseすると返ってきません???
原因は何かわかりませんが・・・
とりあえずリグに流れている通信をモニターしてみます。

HamRadioDeluxeの通信が・・・

まず、HamRadioDeluxeを起動してリグのポートへの通信を見てみました。

動画でわかりますようにHamRadioDeluxeが周波数変更でかなりのコマンドを早い周期で送信しているようです。この為HamComMixerにHamRadioDeluxeのたまったコマンドが先の設定で30m秒だったので「FA」コマンド4800bpsの場合14バイトなので1バイトあたり10ビットとして早くて30m秒、さらにHamComMixerが30m秒なので60m秒JTDXからのコマンド応答にかかってしまう為かもしれません・・・・・「その2」ではHamComMixerのタイムアウト値を5m秒、HamRadioDeluxeの通信速度を115200bpsとして、なんとか動作しているようです。
動画後半ではJTDXも起動して両方からのコマンドをモニターしていますが、HamRadioDeluxeの周波数を動かして、そのコマンドの合間にJTDXのコマンドも混じって見えます。
しばらく使ってみて問題無ければ公開したいと思っています。
JTDXに割り当てたポートがClose出来なかった原因は・・・よくわかりません。
またそのうち見つかるかもしれませんが・・・・・

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